「どんどん引き離されるので追いかけるのをやめようと思ったら、猫は、突然、東に向きを変え大きく跳躍したのです。」

「『東』というと、1メートルを超す夏草が生い茂っている草畑の中に飛び込んだということですか」と町会長。

「単に飛び込んだのではなく、頂点の高さが2メートル、幅が4メートルもあるような放物線を描いて、ゴムまりのように草畑に飛び込んだのです。」

「猫は、驚くような運動能力を持っているのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。そして、『草畑に隠れるのか』と思った瞬間、ゴムまりが跳ね返るような大きな跳躍を3回繰り返して、草畑の向こうに行ってしまいました。」

「人間には及びもつかない運動能力ですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。猫が人間を自分より下等な動物だと思うのは、運動能力の違いからきているのだと思います。」

「野生の動物が生きていくには運動能力が全てだということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「ところで、なぜ猫は、突然、進行方向を変えたのですか」と町会長。

「10メートルほど前に孟宗竹が30本ほど積んであったためです。」

「猫は、全力で疾走しているときでも、10メートルほど先の孟宗竹が発する強い陰の気が分かるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。全力で疾走しているときでも、10メートルほど先の孟宗竹が発する強い陰の気で体が縮んで、体力が低下するのを感じるのです。」

「イノシシも30本積んだ孟宗竹に近づくのを避けていますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。アマゾンで売っている肉をチェックしてみると、人間用の肉は陰ですが、犬用の肉は陽です。犬は、体力が低下する陰の肉を食べないのだと思います。」

「なるほど。それでは、人間だけ陰陽が分からないので、陰の物で脳や内臓が機能低下して死ぬように進化しているということになるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「なぜ、人間だけ陰陽が分からないように進化したのですか」と町会長。

「人間が直立歩行するためです。」

「と言いますと?」と町会長。

2021/12/17

<水道後記87>
あれこれ考えた末、2本の塩ビ管を切断して複合継ぎ手を接続するのを1番最初にすることにした。まず、元栓を締めた。2本の塩ビ管は前もって洗ってあった。穴の深さが50cmくらいあるので、地面に腹ばいにならないと作業ができない。大きなゴミ袋の買い置きがあったので地面に敷いてその上に腹ばいになって作業を進めた。

パイプカッターで2本の塩ビ管を切断するのは簡単だった。そして、複合継ぎ手の先に付けてある2種類のSKXの継ぎ手の先を塩ビ管に差し込むまでは時間がかからなかった。しかし、ネジを締めるのに時間がかかってしまった。

複合継ぎ手を作った時には問題は感じなかったが、50cmほどの深さの穴の中でSKXの継ぎ手の八角ネジの部分や離脱防止金具の小ねじを締めるのは簡単ではない。しっかりした道具が必要だ。例えば、離脱防止金具の小ねじには、幅10mmのラチェットレンチを用意しておくと作業が短時間で終わる。<続く>

2024/12/3